『絵を描く机を作る』ブログを読んだ人が、「先生、今までどこで絵を描いていたンですか」と真剣な顔をする。
「フローリングの床で・・・」
「エーッ ホンマに?」
「ウソです」
長い間食卓を仕事机にしていたことは「ホンマ」で、食事時になると片付けるか、別の小さいテーブルを運んできてそこで食事をしていた。
なんで?と思う人は多いだろう。
実は私にも立派な社長机(?)があった。
しかしあまりにも大きいため『ちょっと移動』が不可能であった。
絵を描く人は、光・体感・湿度・その他色々とウルサイ。
それらの都合の良い場所へ机を動かそうにも、社長机はスンナリ行かない。
1年使ったかどうかぐらいで、娘に払い下げになった。
以来、アトリエ(教室部屋)で描くことが多かったが、居心地が良いのはやはりリビングであることに気づき、食卓が私の仕事机になってしまった訳である。
フローリングの床と言ったのは、全くのウソでもなく、大きな絵『円光寺の龍』などは、床に置いて描いた。
『四季の姫』たちの絵も。
今はもうそんな体力はないので、巨大な絵といえば『ライブの龍』ぐらいで、これは床ではなく壁に貼って描く。
コロナ禍のせいで、墨ライブも休んでいるが。
『絵を描く机』
まだ完成には至っていませんが、使っています。
(玉麗)