2023年描き初め

毎年1月2日に描き初めをする。

「初描きの 龍天翔(あまが)けよ 和紙出でて」

俳句は習ったことがない。
言葉を選んで5・7・5と並べるとこうなった。
12年前に創ったものだ。

今年は2日どころか5日になって、ようやくイメージ図をつくる有様。

“マアいいじゃないか”
と思ったり
“何してんのかね、私”
とも。

いずれにしてもこの絵が出来上がるのは、あと2日ぐらいかかりそうだ。

何を描いているのかといえば、「龍」、来年の干支である。

この画題はまことに難しい。
想像上の生き物だから約束事を守れば、あとはどうなと好きに描けば良い。と言ってしまえば簡単だが、彼らは神の僕である。

品格を重んじなくてどうすると考える私。
十二支の中最も気を遣っている。

そして、椿に次いで回数を重ね描いてきた。
今までに依頼を受けたのも龍の絵であった。

円光寺の天井画、友人の仏間を飾る絵、恩師からの依頼など。
娘の雪も、知人から「知り合いの息子たちに贈りたい」ということで依頼され、兄と弟に見立てた2枚の龍を描いたことがある。

道明寺天満宮(夏祭りの墨ライブにて)

(道明寺歴史まつりでの様子はこちらのブログをどうぞ→「墨ライブ 道明寺歴史まつり」

 

「四季神家の4人の姫」「シュル」この2ツの物語を創作して、絵も描いた。

こうやって改めて数えてみると、けっこう多くの、それも大作を描いている。
描いた紙の大きさで比べると、椿より大きいかもしれない。

その龍の年がまた巡ってくる。

チーチーと声がしてメジロがやってきた。
ついさっきミカンを替えておいた。
2羽で一緒につついている。

それにしても小鳥というものは、何と忙しなく動くものか。
双眼鏡をいつも手元に置いて、メジロが来たらリビングに座ったままで見ている。

それが動きがあまりにも速く、すぐ視界から外れてしまう。

バードウォッチングの手ほどきを受ける必要がある?!

(玉麗)

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