絵心とは何か〜「字、ヘタなんで」〜

絵と同じくらい字にコンプレックスがある人も多いと思います。ついつい「字、ヘタなんで・・・」と思わず言ってしまう不思議。(字心がないとは言いません)

ところで、絵心についての記事で触れてきているように、絵はなにか生まれもっての特別な才能でしか描けない、と思っている人が非常に多いです。一方、字についてはこどもの頃からだいたいみな同じように付き合っている日常的なもの。

そのため、字については、「だいたいのみんな一般的に書くものだけれど、中でも書道やペン習字など何かしらの特別な練習をつんだ人が上手になる」ものであると、一般的に思われているようです。

だから「字、ヘタなんで」のウラには(私は字を本格的に練習していないので達筆じゃないのは仕方ない=書道などちゃんと習っていれば上手であったはず)という心理が隠れているのかもしれません。

一方、絵の場合は、みんなの前に平等に存在する「文字」と違って、あらたに『創造』というアイデア、クリエイティブなものが関与してくる。そこで明暗がわかれるのだ!それこそ持ってうまれたセンスでありいくら練習してもその壁を超えることはできないのだ!(と、思っていませんか?)

こうやって考えてみると、生まれたときに運命が決まっているかのように言われる「絵心がない」と「字がヘタなんで」とは、多くの人が感じているニュアンスが違うことがわかります。

それで、絵と字では、同じような道具使うにもかかわらず、まったく異なった認識をもたれてしまうのかなと思うのです。

 

絵心がない「絵心とは何か〜ここがかっこいい〜」
「絵心とは何か〜探究心〜」
「絵心とは何か〜ドラえもん〜」