ただいま個展開催中

10月15日からスタートした澁谷玉麗の個展も、5日目を迎えました。日曜日の今日は、いつもより来場者が多いかもしれません。

今回は梅田の阪神百貨店で開催されていますが、デパートという場所はやはり人がたくさん来る場所。しかも不特定多数。いろんな人が来られて、おもしろいです。

ふだんは客の立場の目線ですが、今回のようにデパートと契約しての仕事となると、一応デパート側の立場になるので、自分の目線が変わるのも興味深いです。

美術画廊というところは、人が多く入って賑わう場所ではないので、ちょっと気取ったブティックのようで入りづらさを感じます。ゆっくり観られると良いのですが、画商の人が居る場合、絵を勧められることもあります。

洋服ならまだしも、絵によっては(そんな、すすめられても衝動買いできる値段じゃないし!)とちょっとあせってしまいます。

ですが、作品によっては作者のストーリーがこめられている場合があり、それを知ると知らないでは観て受ける印象がずいぶん違います。

この作家さん、素敵だな。できれば何か欲しいな。そう思った時に、お財布にはいっているお金で買える金額のものがあれば良い気分とともに買ってかえり、楽しむことができます。私も京都の美術展などに行くとギャラリーをよくのぞきます。

だから、たいていギャラリーには大きな金額の作品とは別に、ちょこちょこっと小物が置いてあり、「ちょっと買ってみたい」という心を満たしてくれるようになっています。そうすると、買われた方も、作家も、お店側もみんなうれしい。というハッピーなシステムになっているのです。

今回の阪神の個展では、そういったハッピー小物を一切置いてはいけないというルールになっていて、とても残念です。私たちの場合は、個展会場にはきれいなポストカードをいつも必ず置いていて、「大きな絵は買えないけど」という方も「これならおみやげに」「記念に」と手に取って下さる。私のTシャツも披露したかったのですが・・・

 

またの機会にします。とはいえ、玉麗の大きな個展はこれが最後。となると、次は私の個展・・?でしょうか?!(いまはまったく考えていません)