自分が住んでいる所を少しでもキレイにしたい。
その一心でせっせとボランティアを買って出ていたが、見方を変えれば一個人が共有の場を独占していることになる。
何ゆえそのように堅苦しく、これが正義であると告げねばならないのか。
花の苗、肥料、道具その他諸々、「一個人のボランティア」がすべて負担して、管理組合のお金は1円たりとも使っていない。
花を育て、敷地の雑草を取り除き、樹木の管理まで、文句を言わずしてくれる「便利なボランティア」は滅多にいないゾ。
固いこと言わず、黙認出来ないもンかねェ。
以上は本音であるが、共有の場を1人が勝手に使ってはならないと、誰か1人でも思う人があれば、管理組合の理事会は対処しなければならない。
というような訳で、下の花壇はお取り潰しと相成った。
幕府の面目を潰してはいけない。
私は即日のうちに抜けるものを撤去した。
ゴメンネ、花達。
それら(キク、ケイトウ、コキア)は持ち帰ってベランダの鉢に植えてやった。
困ったのはシバザクラである。
2ケース分が育っているので、1㎡ぐらいはある。
理事長にしばらく猶予をくださいと伝えた。
息子の家に移植しようかと考えている。
「一個人のボランティア」が敷地の植栽から手を引いたらどうなるか、想像に難くない。
体力の限界なので、ちょうどいい引き際だと思うことにしよう。
今後は、草ボウボウになっても片目をつぶって見ないフリをする。
思わず抜いてしまいそうにならないかと、ちょっと心配している。
(玉麗)