ボランティアお役御免

自分が住んでいる所を少しでもキレイにしたい。

その一心でせっせとボランティアを買って出ていたが、見方を変えれば一個人が共有の場を独占していることになる。

何ゆえそのように堅苦しく、これが正義であると告げねばならないのか。

花の苗、肥料、道具その他諸々、「一個人のボランティア」がすべて負担して、管理組合のお金は1円たりとも使っていない。

花を育て、敷地の雑草を取り除き、樹木の管理まで、文句を言わずしてくれる「便利なボランティア」は滅多にいないゾ。
固いこと言わず、黙認出来ないもンかねェ。

以上は本音であるが、共有の場を1人が勝手に使ってはならないと、誰か1人でも思う人があれば、管理組合の理事会は対処しなければならない。

というような訳で、下の花壇はお取り潰しと相成った。

幕府の面目を潰してはいけない。

私は即日のうちに抜けるものを撤去した。
ゴメンネ、花達。

2020年4月 初の「緊急事態宣言」が発令され、誰もが戸惑い不安を抱えていた頃、荒れた土地を美しい花畑にすることになった
土を少しずつふるいにかけ、時間をかけてサラサラにした
決して広くないスペースだけれど、土を掘り起こす作業はめちゃくちゃ大変だった
土いじりに大活躍の「渓流」・・・私の愛用靴である(雪)
頑張って掘って掘って掘りまくった!
ようやく完成した小さな花畑は
土に花がしっかり定着し花畑らしくなってくると、虫たちも集い、季節ごとに花が変わり
道ゆく人が足を止めて花の写真を撮ったり、声をかけてくれたり
コロナ禍で皆んなに愛される存在であったが・・

 

それら(キク、ケイトウ、コキア)は持ち帰ってベランダの鉢に植えてやった。

困ったのはシバザクラである。
2ケース分が育っているので、1㎡ぐらいはある。
理事長にしばらく猶予をくださいと伝えた。
息子の家に移植しようかと考えている。

「一個人のボランティア」が敷地の植栽から手を引いたらどうなるか、想像に難くない。

体力の限界なので、ちょうどいい引き際だと思うことにしよう。

今後は、草ボウボウになっても片目をつぶって見ないフリをする。
思わず抜いてしまいそうにならないかと、ちょっと心配している。

(玉麗)

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