「生まれて初めて」だらけ!

年の始まりは気持ち良く、まるでまっさらな自分に更新されたかのように思えます。

でもそれはせいぜい3日くらいまでのこと。一年の計は元旦にありということで、私もあれこれ考えてみるのですが言いっ放しでほったらかし。決めたことすら忘れます。

それはそれとして、抱負という訳ではありませんが、普段から意識していることがひとつあります。

それは、「何でもよいから“初めて”を体験する」ということです。

初めて、というのはもちろん「これまで知らなかった生まれて初めて遭遇する」物や出来事、体験を指します。

といっても大したことではありません。ただ、遊ぶのが仕事のヒマな子供ならいざ知らず、忙しい大人はそうはいかないんだ!と思われるかもしれません。

本当にそうでしょうか?

私は昨年「初めて」だらけの1年でした。もちろんその規模は大なり小なりいろいろですが、いちばん大きな初めて体験は「新しい友達ができた」ことかもしれません。

新しい趣味ができたし(これも大きな出来事!)、初めて行った場所がたくさんあったし、初めて食べたもの、初めて知った言葉、初めて聴いた音楽、始めて会う人、その人からの初めて聞いた話・・・・数えればキリがありません。

おそらく誰もがささやかでも「生まれて初めて」なことを日々体験しているはず。世界は広く、私たちは井の中のカエルなのですから!でも、それに気づかずまたは反応せず通り過ぎているだけなのです。

新しくオープンしたお店に行く
知らない人と話す(お店の人だって知らない人です)
知らない言葉を調べて由来を知る
通ったことのない道を歩く
...などはわり簡単な「初めて体験」です。

お金だってかかりません。新製品を買ったり、知らない土地へ行くことだけが初体験ではないのです。

慣れた物や習慣は身体になじみ、安心で楽で心地よいものです。でも反面、まったく脳みそを使っていません。

知らない道を歩くだけでちょっと気が張るし、興味がわきます。この道はどこへ通じるのか、想像したり。知っている道でも、よく見渡してみれば「えーここにこんな木があったのか」と改めて気づくこともあります。この道って・・・ああ!ここにつながるのか、へー!というのは私の好きな発見のひとつ。

 

私の帰宅が遅くなるのは、そんな理由からです。子供が寄り道して「どこほっつき歩いていたの!」と怒られますが、初めてのことに子供なりに忙しくて、つい時間を忘れてしまうせいです。

もちろん日々の平和な暮らしは大切。でも無事に帰って来たならあまり怒らないで「なにか発見あった?」と聞いてみてください。お互いのネタを温めておいて報告しあうと、きっと楽しいと思うのですけどね・・・

(雪)

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