子供が小さい時、ミシンで服やパジャマを縫っていた。
習った訳ではないので、自己流のいい加減なものであったが、子供は文句を言わないし、小さいものは出来上がると可愛いので、けっこうサマになっていると自己満足していた。
年を経た今、何かを作ろうと思ってもミシンが機嫌よく動いてくれなかったりすると、やる気が失せる。
今さら新しいミシンを買う気もおこらない。
そのくせ買ってきた服をそのまま着ることは無く、丈をつめたり、どこかをいじったり・・・。
最近は手縫いするから、それも少なくなった。
では裁縫をしなくなったかというと、そうではない。
マスクなどの小物を作る。
古くなったので手洗いしたら縮んでしまったウールのパンツ、共布を探し出して裾丈を調整したい。
共布はあったがほんの少し足りない。
仕方ないから別布を両裾に足すことになった。
少し前までけっこう手抜きをしていた。
最近はマチ針をうち、仮縫いしてから仕上げをする。
自分で使い勝手の良いように、いろいろなこと・ものを創り上げる。
このウールのパンツにしても、厚手で暖かいし、何より履き心地が良い。
市販のものではなく、とらやで作ってもらったものだ。
だから縮んだからといって、お払い箱にしない。
繕って、履く。
次に洗濯する時は、ケチらずクリーニング店へ持って行こう。
(玉麗)