椿の宮へ

忙しさは重なるものだ。
展覧会の準備でバタバタしているところへ、新しい仕事が入った。

西宮市の越木岩神社から、境内を整えた後の報恩祭で、墨ライブを奉納して欲しいとの依頼があった。

駐車場は整備完了

椿祭りでお目にかかった宮司さんは父上で、今は御子息に宮司職を譲られた。初対面の宮司さんは、白皙の秀才タイプ。御自分の考えをしっかり持たれているが、頭の良い方はユーモアもある。

お話の途中で40代初期とわかった。私より娘との方が相性が良いだろう、と思える方々の時代になったと感じている。それでもまあ、もう少しの間は私も役に立つと考えて、頑張ることにしよう。

ここでもコロナウィルスに翻弄されて、日取りが確定しないものの。今は4月を希望されているようだ。

拝殿の方へ移って、墨ライブの下見、打ち合わせなどなど。龍笛とピアノの合奏をバックミュージックにと企画されているが、どうしても合わないと思われたら別々に、とも言ってくださって、柔軟なご提案に感謝している。

ご神体の「甑岩」、「こしきいわ」と読みます

両者の演奏を拝聴したいと思っているが、もし時間があればのことになるだろう。

境内は真っ赤な椿が満開を迎えていた。
神域の森にイタズラ者が出没するらしく、あちこちがモコモコと掘り返されていた。イノシシである。奥の山から道路を渡って来るそうな。タケノコを掘って食べたり、ミミズを捕らえたりするらしい。

赤い椿は自生種で、この森全体が兵庫県の天然記念物に指定されている。

森の中にある美しい神社
世間は今騒がしいですが、神社の中では清々しい空気を感じることができました

いろいろな種類の椿を植えて参拝者を増やしたら、とは素人考えで、天然記念物となれば手入れだけで、その他の木々は植えてはいけないのだそうな。

私が「よく見えてないんですけど、描けます」と会員に言っている横で娘が、「心眼で描いています」と付け加えることがある。
そのうち「神眼」になるかも、と密かな期待を膨らませている。

けっこう人気だそうです、玉麗デザインの御朱印帳

(玉麗)

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