冬になると、帯電のせいでバチバチと火花を散らすことがよくある。
これは体質なんだろうか。
ブティックのスタッフにもそうなりやすい人がいたら、私に通電してそれはそれは大変なことになってしまう。
夏ならそんなことはないとタカをくくっていたが、最近そうではないことに気がついた。
カミナリである。
大気中に放電されるエネルギーは尋常ではない。
昨日はたぶんあちこちで落雷があったのではないだろうか。
今日も空の色が不安定で、遠くの方でゴロゴロ鳴っている。
カミナリも電気なら、水分のより多い人体目がけて突撃してくるのではないか。
水分が多いかどうかはわからないが、帯電しやすい体であることは確かだ。
まだ一度も落雷に遭遇したことはない。
けれども何の前触れもなくバチッと大音響がして、火花(稲妻)が走り始めると、もうこれは私を狙い撃ちしようとしているとしか思えない。
先日は、玄関の錠を開けようとした途端、バキバキバキーーー。
今のところ、ギャーコワイーッと叫びながらもちゃんと解錠し、室内へ逃げ込むことに成功してはいる。
「広ーい場所では、立ってたらダメです。
地面にすぐ伏せることです。
と、識者が言った。
ナルホド。
脳天にカミナリが落ちた人の足の裏は、穴が空いていた、という話を聞いたこともある。
カミナリの通った跡なんだそうな。
ナントまあ恐ろしい。
しばらくは、カミナリの恐怖に晒される季節が続く。
クワバラ、クワバラ。
(玉麗)