タコ焼き

お昼はタコ焼きだった。

家で焼いたのではなく、教室の帰りに娘が買ってきてくれた。

店内にSさんとTさんも入ってきて、ここで食べるのは3回目だと言ったらしい。

この店はもうけっこう前からあった。

前を通るたび、買おうかナと思うが、思うだけで今まで買ったことは1度もなかった。

でも今日は私が娘に頼んだのだった。

通りの向こう側にあるたこ焼き屋へは、グルッとまわって行かないと道路には境界柵があって、行けなくなっている。

けれども看板は私の眼にも、遠くからでもよく見える。

何となく食べたいナと思ってしまうのも、無理はない。

教室が終わった後で、お昼の用意をするのも気分ではないし。

2人が3回も通っていると言うだけあって、けっこう美味しかった。

通りまで鉄板が近づいていて屋台風になっている、どこにでもあるタコ焼き屋と趣が違う。

 

娘が持ち帰ったのは、一般的な舟形の容器ではなく紙パックで、タコの絵がなければお菓子箱のように思える。

そういえば前を通った時、威勢の良い声が聞こえてきたことがある。

スタッフ一同、若くて元気なお兄さんなのかもしれない。

何とか焼も買ってきてくれた。

これも美味しかった。

ではこれからも時々行くかと問われたら、わからない。

タコ焼きはそう頻繁に食べるものではない。

そう思っているのかどうか、半年に1度ぐらい食べるとさえも言い切れない、微妙な食べものである。

(玉麗)

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