カエルの保護者

私には人間の娘と息子以外に、犬息子もかつていた。

そして今はカエル3匹。

犬は「風太」と人間ぽい名前が付けられ、明らかに私を親と思っていたフシが多々見受けられた。

カエルにおいては、形状・生活習慣・その他諸々あまりにも差異があるため、もともと無理な話ではあるが、生活をともにしているうちに、孫に話しかけるような態度を取っている自分に気づき、可笑しくもあり、真面目に保護者を努めていると実感する。

災害ノートには、カエル3匹も私達の家族であるとメモしている。

 

昨夜Uさんと電話で話した。

姫リンゴがどうなったか尋ねると、2個成っているとのことだった。

わが家は16個も実がついたのに、赤茶色になって12個が落ち、今は4個であること、きゅうりがやっと実をつけたなど、ベランダの植物のことで盛り上がった。

原種のアサガオがいっぱい芽を出したので、もらってくれる?もらうよ、となって次回会う時に持って行くことになっている。

 

Uさんちには小鳥の家族がいる。

小鳥も各々に能力の差が見られ、人間の言葉を覚えてよく喋る子と、そうでないのとがいるらしい。

セキセイインコの喋っている声を電話で聴かせてくれたことがある。

喋る鳥は格別に可愛いだろうナ、と思った。

 

うちの子たちも、もう少し声を出してくれたらいいのにと思うが、彼らは夜行性、私が眠る頃になってワイワイ騒ぎ出したらどうするの!

マルコとスリムを同じケースに入れていた頃、踏んづけられた!重たい!と訴える声に何度も目が覚めたことを思い出す。

決まってスリムがクックックッと声を上げる。

マルコがスリムの頭に足を乗せたり、ひどい時は頭の上に座ったりしている。

そりゃ重たいワ。

兄弟ゲンカの仲裁も親の仕事。

くして、いつの間にか、カエルのオバアチャンになってしまったワタシである。

(玉麗)

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