最近話題の天気痛で、低気圧の日に激しい頭痛に襲われることがあります。
春は天候が不安定なので余計です。
この瞬間は元気でも、いつ痛いあれがやって来るか・・と思うと、怖くて少し先の予定を決められませんでした。
でも、暖かくなってきたからか「痛いな・・」と思っても、散歩して自然に触れたり、友達と電話でアハハと笑って気分転換することで治ることが発覚しました。
以前は、痛いと思ったらとにかく寝たり、真冬だとお風呂に入って暖めたりとかを試していましたが、じっと耐えるより行動することで発散されるとは、これぞまさに「病は気から」です。
ロキソニンより効果のある治癒方法ではありませんか。
まあ、万能とは言えないかもしれませんが、今度から痛くなったらそうしようと思えることで、気が楽になりました。
「気」って不思議です。
そこで、リハビリ感覚で久しぶりに京都へ行ってきました。
友達の知り合いが出演するという野外コンサートです。
マスクはつけていますが、屋外だから開放感があるしたぶん大丈夫でしょうと・・・




何気なく参加したコンサートでしたが・・・素敵でした。
晴れと曇りの間くらいだったので、暑すぎることもなく、風が吹いてさわやかなお天気。
美しい調べに美しい声が乗って、糺の森に響きます。
時々、その声に合わせるように鳥がピロロロと鳴いて、あれ、どこだろうと見上げるとクロアゲハがひらひらと飛んでいます。
うわあと思っていると風が吹いて、高い樹木から花芽がハラハラハラ・・と吹雪のように舞いました。
花芽の吹雪を背景に、美しい声は幾層にも分かれ、なんともいえないハーモニーで私たちを包みます。
今が、天国かもしれない・・・・・!
目を閉じながら何度もそう思いました。
もちろん、浄化されたように頭痛はなく、私はすっかりそのことを忘れていました。

(雪)