歯科へ通院している。
病院は何科であってもマア行きたくないところであるが、特に歯科は嫌だ。
歯科技師(って言うのかな)の女性は丁寧であまり痛くないが、ドクターが登場すると心臓がドッキンドッキン音を立てる。
イケメンだからではない。
私の基準からはかなりズレている。
いや、そういうことではなく、とにかく技師ではなく医師がちょこっとヴィーン、ヴィーンする時が怖いのだ。
口を開けているので、痛い!と言えない。
でも、言う。
表記不可能な、しいて言えば歯科言葉とでも言うか。
「○△□XXX!!」
と呻く。
全く意に介されていないようだが。
今日は仮歯を装着した。
治療代を含めて、7千余円支払った。
この調子でいけば、前歯1本替えるのに10万円くらい必要になる。
前歯が欠けたままの人にたまに会うことがあるが、痛い目をしてこれだけ支払うとなると、躊躇するのもムベなるかなと頷ける。
先日、心臓の手術をした人と話をした。
全く痛くないのだそうな。
術後、麻酔が切れた時もちゃんと対応してくれるから痛くなかったと言っていた。
たかが歯医者ごときで喚いているのが恥ずかしいと言うと、イヤ歯科は痛かったと。
手術の前には全身を検査し、虫歯1本見逃さないらしい。
治療した歯の根っこに膿が溜まっているのを精密な機械で精査し、結局抜歯した。
麻酔をしたにもかかわらず、なかなか抜けなかったとかで、ホント痛かったと言っていた。
やはり、歯科は鬼門だ。
治療台へ上がるたび命を縮めると言っても過言ではない。
(玉麗)