雨が降ります、雨が降る。遊びに行きたし、かさは無し
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日本の歌って何でも揃っているナア。
状況に応じて、その時の気分を歌ったものがある。
そしてそれらはたいてい古~い童謡や唱歌 なので、誰でもが知っている。
いや、若い人は知らんかも…
ほとんどが昭和の歌なんだから知らないなあ。
紅緒(べにお)の木履(かっこ)も緒(お)が切れた
と、確か続く。
この時代は、3世代ぐらい が1軒の家に住んでいた。
おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、女の子と男の子。
女の子2人に男の子3人のきょうだいだって、珍しくはなかっただろう。
赤い鼻緒の下駄の緒が切れて、まだなおしてもらっていない。
カサは一家に9本もあるはずがなく、みんなで使い回しているから、無いのだ。
私が子供の頃の話であるような。
桜散らしの雨は強風を伴っている。
この週末、今期最後の花見が ひょっとして可能かと思ったが、これであえなく終ってしまうようだ。
遠くへ出掛けた訳ではないが、今年は3回花見が出来た。
造幣局は今日からだとか。
40年ぐらい昔に初めてあの桜 を見た時、なんとマア華やかな、と言うよりハデハデしい桜で あることよとびっくりした。
たぶん八重桜とはその時が初対面だったと思う。
田舎育ちの私は、校門の通りの桜並木しか知らなかったのだ。
その後、支垂れ桜、海棠桜、寒桜、薄墨桜…といろいろ見てきた上で、年を経る毎に ピンクの強い桜をキレイだと思うようになってきた。
自身が色褪せて行く過程で、それはごく自然のことのようにも思える。
奈良に枝垂れ桜の名所があると聞いて久しいが、まだ 行ったことはない。
さて、来年は行けるのだろうか。
(玉麗)