花とワンコ

久しぶりに花屋へ行った。

「先生、どないしてたん?」
と言われた。

「いや、寒かったし、目まい起こしたり、いろいろで・・・」

 

この花屋には土曜日に新しい花が入荷する。

みんな知ってるから、何かいい花ないかな、と思っている人は土曜の午後に花屋へ行く。

月曜や火曜では目新しいものが売り切れている。

 

今日は、青・白・ピンクの忘れな草、アザレア、マーガレット、ペチュニアももう出ていた。

わが家のベランダは今黄色が主で、赤系はひと鉢しかない。

 

赤系のマーガレット2鉢と撫子を6株買うことにして、台の上に載せていると、奥から店主がワンコを抱いて出てきた。

黒とベージュ系のチワワ。

この前会った時は小さかったのに、もう成犬になっていた。

私をみるなり嬉しそうに尾を振り、抱っこしてくれとせがむ。

風太と色だけは似ている。

よし、よし、いいこやねと撫でると甘噛みして嬉しくてじっとしていられない様子。

店主とスタッフのお姉さんが不思議そうに見ている。

「どうしたん?吠えへんねェ」
と言う。

店に来るお客さん皆に吠えて困っているとのこと。

「そういえば、さっきから先生の声してるのにちっとも鳴かんかったナア」
と店主。

 

犬に吠えられる人は、怖いと思った瞬間、犬が嫌がるニオイが出ると何かの本で読んだことがある。

それを感じて犬はますます吠えるのだとか。

私からは、ワンコ大好きのシグナルが放たれているのだろうか。

たまに吠えられることもあるが、滅多なことではそうならない。

通りがかりの犬にいつも寄って来られる。

いや、私の方から寄って行ってる。

 

少し寒い日であった。

花を植えるのは3日ほど先になるかもしれない。

(玉麗)

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