今日の研究会は引き続き、竹林から出て来たウリ坊三兄弟である。前方に梅の花が咲き誇っている。参加者4人共優秀で、黙々と取り組んでいた。昼食・休憩の時以外の私語がほとんどない。
娘の指導もずいぶん慣れてきた。描く絵によって注意するところが違ってくるし、今回のウリ坊はけっこう時間がかかるので、最初の頃は3人でも時間内に描き上がらなかった。
梅の花は、皆さん“手強い”とおっしゃる。四君子(松・梅・竹・蘭)の1ツであるから、何回描いてもそのたびに難しい、との声が上がるのは無理もない。
私の友人で日本画を教えているOさんが、水墨画家が描く梅って味があるねェと褒めてくれる。日本画だとべったり塗ってしまう花びらを、私達は筆をスッと置くように丸く描いて、それだけで濃淡を出すことが出来る。(出来るはずなので、濃淡が出ていない人は何度も練習して下さい)
そのあえかな色あいが、何とも味わい深いということなのだ。
描き直しのきかない絵だからこそ技術が光る。
皆さんは知らず知らずのうちに、自分で意識していないところで少しずつ上手くなっているのです。自信を持って楽しみながらの継続を願っています。
(玉麗)