寒天ゼリーが好物である。お中元・お歳暮のパンフレットが届きページを操ると、和菓子の中にいつも「ゼリー詰め合わせ」として載っている。注文しようか、いやこんなにたくさんあってもナァなんて考えているうちにどうでもよくなって、見過ごしてきた。
何を思ったか今年、自分へのお歳暮にと注文書に書き込んだ。先日届いたズシリと重い箱の中から、装飾品のように美しいゼリー菓子が顔を出した。
花水仙・松葉・羽衣・なると巻・元禄式司・石竹・あやめ・梅など、雅な名のついたゼリー。さすが注文品とあって、作り立ての感じはひとくち食べると実証された。おいし。
ところが娘はこの手の菓子が苦手である。その辺にドッサリ置いてあっても、ちっとも減る気配はない。コレ全部私1人で食べたら・・・・・ちょっと恐ろしいことになる気がする。
で、教室で会員達に提供している。皆さん「おいしいですねー」と言ってニッコリ。洋菓子もおいしいけれど、和菓子には口許がゆるむうれしさがある。
(玉麗)