贈り物の極意

デパートの中のカフェで友人を待っている。
奥まった席は最近あまり好まなくなり、入口すぐの所に陣取った。

このデパートはけっこう古い。
梅田のいつものカフェとは趣が違う。
天井は低い、外は見えない、グリーンは1カ所に申し訳程度に置いているだけ。
さらに隣のコーナーのレジがすぐ横にあって何ともせわしない。

けれども友人とは久し振りのおしゃべりを楽しむことが出来た。
郷里の恩師に送るプレゼントを地下で選んできた。

贈り物の極意(?)を何度かこのブログで書いた。

まずは相手のことを考える。
「好み」と「家族構成」が要となる。

「好み」はわからない場合が多いので、食品の場合は誰もが好みそうなものが不難ではある。
しかし、これがけっこう難しい。
和菓子が洋菓子かを決める手だてのひとつとして、「年令」が考えられるが、これも一概には言い切れない。
高齢でもチョコレートが好きな人もいる。

プレゼントするなら、事前にリサーチしておくことが大切である。

次に「家族構成」だが、恩師は男性、奥様と2人暮し。
甘党だと聞いている。
今回私が選んだものは、温めるだけの善哉2人分、おせんべい2〜3人分、そして1食分を個パックにしたコンブ、ちりめん等のセット。

これらは1ツのお店では手に入らない。
その点デパートは、フロアを移動するだけで集められる。
各々に、お正月を迎えるにふさわしい、のしを付けてもらった。
これらを持ち帰り、わが家で箱詰めして手紙を添え、送る。

とにかく、小人数の家庭に同じものをドンと大量に贈っても当惑される。

『おいしいものを少しだけ』が、プレゼントの極意だと考えている。

何事も手間ヒマかけることで心こもるもの、体力がある時でなければちょっと難しいことではある。

(玉麗)

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