やはり、生薬

「高いもンなンですね、正価だと3850円!!」
「やはり、生薬を刻んで作っておりますものですから・・」
「半額って書いてあったのでお電話しましたけど、匂いがキツイとかがありませんか?」
「やはり、生薬でございますので、そのような匂いが致しますが、私も使っておりまして、決してイヤな匂いではございません」
「1回きりなんですよね、半額は」
「左様でございます。申し頭ありません」

夕刊で、生薬配合、湯の中で手でもみ出して使用する入浴剤を見て、すぐ注文した。

私は発泡性の入浴剤は好み ではない。
でもこの肩凝り、おふろで暖まってマシになるなら使いたい。
3850円10包入り、1回385円は けっこう高級品である。
今回は半額なのでだが、それでも200円近いではないか!

電話にはオッチャン声が出た。
通販の応待としては 珍しい。
ダミ声ではあったが、丁寧で感じは悪くなかった。
寒くなってくると体が強張り、ストレッチをしても あまり効き目がない。
「やはり、生薬」のお風呂が一番良い気 がする。
あまり期待してはイケナイ。

息子夫婦の所へ、クリスマスプレゼントをいっぱい詰めた荷物を送った。
とても喜んでいて、Aちゃんも電話のむこうの方から、ありがとうございました!!と大声を出していた。
息子は、何か贈りたいので欲しいものがあったらメールしてと言っていた。

マヌカハニーにしようかと思ったが、ちと高い。
入浴剤に しておこうか、と思いついた。
商品が届いて使い心地がよかったら、その旨知らせることにしよう。

クリスマスは毎年プレゼント交換で盛り上る。
今年は血圧ウンヌン言っているので、贈り物は送りものになった。

(玉麗)

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