これで無くならない

アレが無い、コレが無い、年寄りの失せ物病。

メガネを頭の上に乗せて探している。
カギをきのう着た服のポケットへ入れたまま、無い無いと大騒ぎする。

私もアレッ?となることがしょっ中起きる。
「描く・書く」を仕事にしているので、「どっか行った」 となるのは道具類が多い。

中でもボールペンとエンピツを、さっき使ってここへ置いたのに!と半ば腹立たしくなるくらい紛失する。
10回に1回くらいは娘がチョイ使いして、そのまま自分の机の引き出しに入れる場合がある。

私は必らず元の場所に戻すのに・・・とブツブツ言っていた頃もあったが、最近ソレが少々怪しいこともあり、ア、こんな所に在ったとなることを恐れて、とがめないようにしている。

ブログを書くテーブルには、エンピツ、ボールペン、マジックペン、ハサミを入れた箱を置いている。
箱の一部を区切って、それらを立てる場所を作り、箱自体はゴミ箱として使う。

キッチンカウンターでは、メモ書き・ノート類の記入・血圧薬のチェック表など、ちょっと書きをする。
ここにエンピツを置いているが、ソレがしょっ中粉失の浮き目にあっている。

昨夜、もう頭に来たゾと立腹(?)した私は、ついにエンピツ固定を決行した。

頭部を少し削り、ズレないようにしてゴムをつける。
適当な長さに切り、その端を台所の小物入れに結びつけた。

ホッホ、 これでもう決してこのエンピツは移動出来ない。

メモ書きの横にエンピツがないのは許せない事だ。
たとえ1メートル左手にエンピツ立てがあり、そこには各種筆記用具がズラリと用意されていたとしても、ココにはコレが在るべきなのだ。

ヘンな習性!と自分でも思うが。

(玉麗)

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