カエルに話す

爽やかな5月の陽気になった。
もうすぐゴールデンウィークがやってくる。

わが家ではひと足先に昨日から連休になり、骨休み出来る。

ゴールデンウィークといっても、小さな子供のいない家はこの時期に出掛けるほど脳天気ではない。

行楽地は混みまくり。
道路は渋滞。
レストランもいっぱい・・・・・・・。

何もいいことはないのだ。

せいぜい近所の公園を散歩したり、ヌッちゃんに会いに行くぐらいが関の山だと思っておいた方が良い。

そういうことなんだよ、ジャン。
と、カエルに話しかける。

ジャンは目を開けていて、敷物の折り返った部分に右腕を乗せ、半身乗り出したスタイルでこっちを見て頷く。

今より少し若い頃のジャン君 トリオの中で一番キリッとしている

 

マルコはカエルハウスから顔を覗かせている。
その姿が実に可愛い。

マルちゃん 口元がキュッとおちょぼ

 

私達の顔は、マルコの位置からすると斜め上方に見えるはずだ。

私達は、マルコが半身のぞかせて斜め上を見ている姿を見ることになる。

ジャンの顔は体と同じ色でキリッと見えるが、マルコは口の周りがほの白い。
真ん中がおちょぼ口のように見えるので、何度目が合っても思わず笑ってしまう。

一方、スリムはまず出てこない。
ハウスに篭りきりだ。

エサを与える時も、うっかり出してしまったら絶対に食べなくなる。

スリム 口元の黒い模様が笑ってるみたい

 

さぞかしヘンコな顔と思いきや、マルコ同様おチョボなのだ。

いつも笑っているような顔つきをしている。
憎めない子である。

ジャンは堂々、キリッとした男前ガエル、マルコとスリムは怖がりで偏屈気味であるが、その顔はシアワセを呼ぶ愛嬌ガエル。

0歳4カ月の頃のカエルたち 左:マルコ 上:スリム 下:ジャン

 

もうすぐキミ達の季節がやってくるねェ。

(玉麗)

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