庭いじりの効用

家に篭っていると体が変調をきたす。明日は雨だから、今日決行する。といって、大したことを目論んでいるのではない。

昨年挿し木しておいルリマツリ。知人にあげたりもしたが、まだ10本ほど苗床に残っている。何しろデカくなりすぎたから、小さく切り詰めた。その切り枝のいい所をつめつめに挿しておいたら、全部根付いたのだ。

大きいのはもう40センチも枝を伸ばしている。成長の早い木だ。親株からもどんどん芽が出ている。

今年も、ルリ色の花をいっぱい咲かせてくれるだろう。
太陽と水が大好きな、わが家にぴったりの花木である。

※2018年8月撮影
※2019年8月撮影

そのルリマツリを3本ほど下の花壇に昨日植えた。ついでにドクダミを少しばかり抜いた。

ふと気がつくと、向こうの方で理事長がやはりドクダミを抜いている様子。
今までの理事長は、こんなことまでしてはくれなかった。同志を見つけたような、何とも嬉しいことだ。

1時間ほど草取りをして、お疲れ様でしたと帰宅した。体がスッキリした気がする。もちろん心の方も。

夕方足りないものを買いにちょっと足をのばしたら、帰路、理事長が奥さんと散歩だろうか、バッタリ会った。

「先ほどは・・・」と挨拶する前に、「ありがとうございました」と礼を言われた。同じマンションの住人、このようにサラリと言葉を交わせる人達がいたことを、最近になって知った。

私は身の回りの小さなことに感激するヒトなので、親切にされたり、行動の類似点を見つけたりすると、その日1日幸せになる。

黙々と草を抜く、空は青く、日差しはまだキツくない。
取っても取っても出てくる雑草も、今年ばかりは気晴らしの格好の材料となる。

マンションの敷地があってよかった。これならウィルスの心配をすることなく、のびのびと息ができる。(マスクはつけています)

(玉麗)

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