奈良時代の貴族が食していたという「蘇(そ)」、チーズである。
学校が休みで給食がないため、牛乳が余ってきている。牛乳消費にご協力をと、蘇の作り方が新聞に載っていた。
毎日が日曜日のわが家。面白いと思ったことは何でもやってみる。
牛乳200ccをフライパン(テフロン加工がいい)に入れて、中央にかける。
温まってきたら弱火にし、ゴムベラでかき混ぜる。
最初はタプタプしている。5分くらいで縁(ふち)が白くなるから、ひたすらかき混ぜる。
焦げ付かないように、テフロンでも縁が白くなってくっつくから、丁寧に取るようにして、とにかく混ぜる。
10分〜15分で、100ccからもっと少なくなる。15分以上でモタッとしてくる。
焦げないように混ぜる。
20分手前で出来上がる。
縁についたのをきれいに取り、真ん中に寄せて皿に移す。私は箸で、娘はスプーンで試食。
マズくはない。チーズだ。ことさら美味しいというものでもない。ハチミツをかけても良いとのことだったので、そうしたら、マズかった。
塩コショウをかけた方がよかったかと思ったが、もうない。200ccで30gぐらいしか作れない。
やはり、貴族の食べものだ。
もう1回作るかと聞かれたらNOと答えるが、蘇はこれぞ、と知っただけで充分な気もする。
この記事を見て、私のようなヒマ人(今は皆ヒマだろうけど)が全員作ったら、牛乳の消費は上がる。
しかし・・・・たぶん1回きりで終わってしまうだろうと予測するのは容易い。
カスタードクリームの作り方を記載した方が良いように思う。卵も売れるし。
(玉麗)