年賀状

年賀状を卒業したという人もいる。
私もそうしたいとふと思った時があったが、今は違う。
1年に1度の便りなのだ。
それに、私の絵を楽しみにしてくれている人もいる。
やはり出すべきだろうと、考えを改めた。

会員達には教室で配っている。
昔はお年玉付きの年賀ハガキに印刷して配布していたが、「もったいないです」と言う人ばかりなので、その分の費用を節約させてもらうことにした。
皆さんはぜひ年賀状をくださいネ、とちゃっかり付け加えているが、最近は切手さえも的中率が下がったようで、昨年など2セットのみであった。
楽しみがないナア。

娘に住所録を渡す。
そこには喪中の人の印をつけている。
わが家の年賀状は早々に出来上がるから、この印が間に合わない人もいる。
仕方なくボツにし、20日過ぎにポストに投函する。

昔は1枚1枚住所を書いていた。
絵は印刷業者に出していたように思う。
今はそれも娘がやってくれる。
手と肩が痛くなる作業から解放された。

隔世の感を覚えながら、ひと言ぐらいはと書き添えている。
枚数も一時期からは格段に減った。
近辺で亡くなった人も増え、生きてきた年数の多さを思わずにはいられない。
経年劣化するはずだヮ。

日本の年の瀬、年頭は、さまざまなことに思いを致す特別なときである。

(玉麗)

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