かつて、タイトルの文字を書いて貼っておいたのに、いつの間にか千切れて取れてしまった。
そのせいにするにはいささか気が引けるが、やはり、いくばくかの効果はあるような・・・。
それでまた、書いて貼っている。
と書くと、バンバン買っているような感を受けるが、そうではない。
以前買わないと決めた時は、返品交換の煩わしさを経験して、やっぱり何であれ見て触れてから購入を決定すべきと考えを改めたからだ。
今回もそれが含まれる。
ということは、それだけではないのだ。
ある会社から、週に1回以上の割合でカタログが届く。
ヘーエ、こんな便利なものがあるンダ、これを使えばうまくいくかも、とふと思ってしまう。
見なければ、そんなことは大した問題ではないことなのに。
この心理状態に導く手段が、カタログなのだ。
1回でも申し込んでしまったらもう蟻地獄、いや麻薬の類か。
友人の知人のお父さんは、不要なものを通販で買い続けた。
注意しても聞く耳持たず、亡くなった時には1部屋がそれらで埋まっていたそうだ。
通販買わない、と貼り紙に笑える余裕を、正気の自認と思っておこう。
「カタログ、送らないで下さい」
と電話した。
何もイヤなことは言わずスンナリ、「送らない手続きをしておきます」と言った。
データは残る。
いつかまた届くかもしれないと、思っていた方がいいかもしれない。
(玉麗)