シバザクラは素晴しかった。
近所にもチラホラあったが、欲目抜きで息子の庭のが段トツ、色がキレイ、ビッシリ咲いている。
やはり砂地で水はけの良い所であることが、かの花の 生育条件第一のようだ。
残念ながらボタンは少々色あせていたが、花ビラはピンとしていた。
Aちゃんが玄関にピンクのボタン を活けてくれていたので、部屋の中でも楽しむことが出来た。
2年ぶり?かナアとAちゃんと話す。
彼女はピラティスの講師をしているので、教室のことなど同じ悩みごとを共有している。
昼食の後、ああしたら、こうしたらなどと言っているうちに時間がドンドン過ぎてゆく。
「キューリ植えよか」
私達は身仕度をして庭に出た。
たたみ一畳分ぐらいの菜園は、Aちゃんと娘がレンガを積み、土を入れて造ったものだ。
ここで毎年キューリ・ナスなどを育てている。
じゃがいもを作った年もあった。
今年も土を耕しサラサラにして、キューリ2本、ナス2本、ピーマン2本を植えた。
回りに穴をあけ、肥料を入れる。
支柱を立てて、出来上り!
モッコウバラが蕾をいっぱい付けている。
隣へ行かないよう柵を作っている。
「ちょっとヘナチョコやね」
と言ったら息子は、
「そんなことないよ。鉄筋を土中に埋めてから柵を立ててるから、しっかりしてる。」
息子は仕事でいなかった。
家に帰った私におつかれさま、と電話をくれた時の話だ。
それなら丈夫だろう。
しかし柵にした材料は、私が以前キューリ用に持って行った竹である。
寄せ集めの。
たぶんAちゃんがお隣さんに気遣って、
「何とかしてくれる?」
と言ったので、その日のうちに家にあるもので急ごしらえしたに違いない。
マア確かに、誘引する時触ったが、ビクともしなかった。
ミバより実質と言うことにしておこう。
まだ続きます。
(玉麗)