帰路のハプニングを書いておきたい。
大和路快速に乗ると車中は50分くらい。
そう苦にならない時間ではある。
ところが、久宝寺の手前あたりでゴトンと止まった。
車内放送があり、
「自動車事故があり、安全確認のため遅れます」
とのこと。
電車内がほんの少しザワついたが、皆一斉にスマホで誰かと連絡を取り合っている様子で、シーンとなった。
しばらく経っても動かない。
同じアナウンスが何回か流れ、
“エーッ いつまでかかるの?”
とあちこちで声がする。
その時、反対車線をグリーンの車体が通り過ぎた。
アッ、 エ?
隣に立っていた人と目が合い、
「通りましたよね」
「動きますネ、たぶん」
と思わず声を掛け合った。
みんな冷静そうにしているが、内心不安なのだ。
ひょっとして線路沿いに歩いて次の駅まで行くのかなあ、と思っていたに違いない。
その後5分くらいして列車は動き出した。
「動いた!」
安堵の声がする。
15分の遅れであったが、こんなことは初体験だった私にとって、太陽が沈む(暗くなる)ことの不安と共に、ヒシヒシと迫るものがあった。
乗車した駅でビスコとお茶を手に入れていた。
買っといてよかった、もしものことを考えて、思った。
災害(?)はいつ起こるか分からない。
慌てないために、心の準備と、ビスコかチョコ・お茶・お水の携帯を。
(玉麗)