メジロのお宿

雨が降っているから今日は来ないだろうと思っていたら、1羽がやってきてアラレアの枝に止まった。
私はイソイソとミカンの用意をする。
1度飛び去ったが次は2羽でやって来た。
ミカンをさかんについばんでいる。

1羽が見張り、交代でみかんをつつきます

 

それから30分、メジロのつがいは滞在した。
今まで初めてのことだ。

今日は雨で気温が上がらない。
そのためかヒヨドリが来ていない。

それでも1羽がミカンをつつき、もう1羽は見張りをしている。
しばらくすると交代する。

2〜3分つついていたと思うと、2羽共羽根をふくらし丸くなっている。
小休止かと思いきや、嘴(くちばし)がだんだん下がってきた。

なんと居眠りをしているではないか!

可愛い!
と思わず口にしたら、横で娘がシッと言った。
外まで声は漏れないだろうけれど、嬉しくて笑ったりしたら飛んでいってしまう。

私はリビングの椅子に座り、双眼鏡でじっくり観察することにした。

ベランダは屋根があって雨に打たれない。
美味しいミカンもある。
ヒヨも今日は飛来しない。
2羽はその後下に飛んでいったが、すぐ戻ってきた。

仲良くミカンをツンツンしている。
そしてまた仮眠?

カヤで作られた鳥の巣がすぐ隣にブラ下がっている。
ここに入ったらもっと快適だと思うけど・・・。
そんなにウマくはいかないよ。

アラレアの木にぶら下げている鳥の巣

 

メジロは蜘蛛の巣を集めて接着剤にし、で巣を作るらしい。

メジロは親鳥で体長が12cm、体重が約10gととても小さいですから、ヒナたちを育てる巣も、子供のお椀くらいのサイズの小さく可愛らしいものです。
そしてその中で卵を産み、子育てをします。

メジロの巣の材料には、まずクモの卵嚢(らんのう)が使われます。
卵嚢とは、クモの卵を包む繭(まゆ)状の糸のかたまりのことです。
これを器用に接着剤のように使って、コケや枯れ草、樹皮などの巣材を貼り合わせていきます。

都会のメジロは、ビニールなどの素材も使うそうです。
他にも、地方によってその土地ならではの素材を使うメジロもいます。

枝が二股に分かれているところや、枝が集まっていて巣をかけるのにちょうどいいスペースがあるところに巣を作ります。

特にこれといって決まった樹に巣を作る訳ではなく、桜や紅葉、椎の木など至る所に巣作りをするそう。
このような樹の、外敵に狙われないような高い部分、例えば1.5〜10mくらいの高さに巣を作るのです。

(以上、「鳥ペディア」サイトさんから引用させて頂きました)

充分食べたのか2羽共飛んで行った。
実に2時間経過している。
最長記録である。
忘れないようにすぐブログの原稿を書いている。

ン?
また来たよ。
チイチイと鳴く声が、
『雨の日はここに来ようか』
と相談しているように聞こえる。

(玉麗)

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