何となく恐怖

人混みにはなるべく近寄らないようにしている。
日々の買物は近所ですませる。

それでもどうしても不足して、近所では調達出来ないもの、例えば化粧品、あのメーカーの○○と決めているもの。

梅田へは行きたくないから天満橋へ行く。
私のお気に入りはシティモ。
たいていガランとしていて、お店の人には申し訳ないけど、安心する。

先日バスで出掛けた。
バスの車中は私と他の人は3人だけ。
これも安心材料のひとつ。

ところが今は盆休み。若い人達が、私と同じようなことを考えて、あるいは遠くへ子供を連れて行くのは暑いと思ってか、けっこう来ていた。

ゆっくりしてはいられない。
けれども目的は果したい。
着いてすぐエスカレーターに子供遅れを数組見つけた私は、ただちにカフェへ入った。

時間は11時少し前。
この時間にランチを食べる親子連れはいない。
お茶もしない。
カフェは貸し切り状態で、私は悠々食事を済ませた。

さてこれからが思案のしどころ。
本屋へ行った。
この選択はまちがいであった。
何組もの子供連れが右往左往し、ギャーと泣き出す幼児もいた。

早々に本を選び、まだすいていたカウンターへ。
支払いを済ませ、次にこまごました物を探したが見つからず。
パジャマを買って、まさに逃げるようにバス停へ。

バスはすぐ来た。
乗客は3人。
ほっとして家路に向かう。

何なンだろう、この焦燥感。

もちろんコロナ感染を避けたいと思ってのことだが、それ以上にせき立てられるものを感じる。
人混みにはおそろしいものが在る。

(玉麗)

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