2月第1回目の画題はメジロと桜。
桜はこのように描いて下さいと、(描き順など)教えられた通りにすると、間違いなく桜になる。
レンゲみたいになるかなーと心配していた人がいたが、レンゲは木には咲かない。
だから、メジロと一緒に描いたピンクの花はどう見ても桜である。
心配していたSさんが描いた桜は濃淡がとてもキレイで、まさに桜がそこに咲いていた。
問題はメジロ。
わが家にやってくるメジロは、手本の鳥に比べてもっとシュッとしている。
けれどもリアルすぎると可愛さが表現出来ない。
玉麗流の猛禽類はカッコ良く、小鳥達は可愛く描きたい。
頭部は小さいのだけれど、あえて少し大きく描く。
目は黒くはっきりと表情のあるように、時には白い光を入れて、意志を持たせたりもする。
(活き活きと見えるように描く方法を、玉麗と雪が丁寧に教えている会、それが「玉麗会」です。)
コロナのせいもあり、退会者・休会者が続出し、玉麗会は大変な打撃を受けた。
けれどもこのところ体験申し込みがポツポツとあって、入会された人もいる。
ほんの少し、戻りつつあるのかなと感じている。
元に戻るには長い時間がかかるだろうが、努力を惜しんではいけない。
メジロの声は、春を呼んでいるように聞こえる。
いつも身近にいるスズメ達のひょうきんな動きや人懐っこい姿にも癒されるが、その季節になるとやって来る小鳥達のさえずりは、思わず身をのり出して探したくなる魅力に満ちている。
わが家のベランダにジョウビタキが来たのを見た、と娘が言う。
ひょっとして、あまり聞き慣れない美しい声の主なのか。
私は目が良くないので、姿を捉えることはなかなか難しいが、声を楽しむことはできる。
ジョウビタキはオレンジ・クロ・シロの色分けがきれいな鳥で、大きさもメジロぐらいか。
彼らとの遭遇を楽しみにしている。
(玉麗)