北千里初日、降っていた雨も止み、ちょっと肌寒く感じたが空は爽快に広がっていた。
一番広いミーティングルームの入口に掲げられた「水墨画玉麗会」のプレート。
ほんの少し誇らしい気分に浸りながら教室に入ると、一番のりの会員が「ちょっと早く着きました」と笑顔で迎えてくれた。
広々とした部屋、テーブルも広く、窓は2面全体にあり、とにかく明るい。
娘が言っていたテラス付きとはこのことかと、はき出し扉を開ける。
すのこ張りの床が、まさに憧れのテラスが、目の前に広がっている。
前に建物がない開放的な場所、ここでみんなでお茶を飲みたい気分であった。
1人、1人と会員がやってきて、おはようございますと挨拶を交わす。
皆さん、いい所ですねと言ってくれたのが嬉しく、心底ほっとした。
教室代は5倍近くにハネ上がったが、前の所が安すぎたからだ。
安いところは何かある。
教室以外て招集がかかり、私達で何とかならない時は人を雇ってでも出席しなければならなかった。
人数が少なすぎると小言を言われ、増えたら多すぎると文句が来る。
貸してやっているのだ、規制がイヤなら使わなくてよいと言い続けられた。
もういいです、さようなら
で、正解だったのだ。
新しい教室で、全員がのびのび明るく振る舞ってくれるのを見ながら、ああ本当に良かったと心から思った。
インターネットの時代、教室案内は誰もが、どこにいても受信できる。
ここに、絵を愛する素晴らしい仲間と、魅力ある絵が待っていることを堂々を発信しよう。
北千里はのどかで清々しい所だと、たくさんの人達に知ってもらおう。
次回は帰路、阪急千里線に乗って沿線の景色を楽しみながら、帰ってこようと思っている。
(玉麗)