突然聞こえる

昼食を食べていると、上の階から念仏を唱える声がする。

上の老婦人はかなり耳が遠いので、坊さんは念入りに大きな声でお経を読んでいるのだと思って、「上の階、法事かな」と娘にいうと、「エ?お経なんて聞こえてないよ」「ふうん、空耳か」

その後もかなり長い間、私の耳は読経の音がしていた。
以前から左耳は調子が悪く、耳鳴りがする。と言っても、そう大したことではなく、ちょっと聞こえ方が悪いかナというぐらい。

娘が、何経?と問うので、ちょっと考えた。
お経の名前なんて知らないよ、不心得ながら・・・。いや、待て、ハンニャーハラミッタアと聞こえる。ような気がする。
それじゃ、般若心経じゃないか?実にいい加減なヒトではある。

知人が3人ほど亡くなった。
七福神の絵を描いてパワーをもらった。

うーん、これはやはり異界との距離が縮まってきたということか。

私が、
「時々体から蒸気を発したりします」
教室でそんな話をすると、
「先生、それは特殊な能力を持つようになったということですよ」
と誰かが言う。

と言ったって、せいぜい車の中で窓ガラスを曇らせて、「危ないからやめて」と娘に怒られる程度のことですが、と笑ってもらった。

歳を経たからとて、能力と言えるほどのものは備わらない。
お経が聞こえるのは、何かの予知能力なンだろうか。
もう、止まっちゃったけど。

(玉麗)

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