『禍福(かふく)は糾(あさな)える縄の如し』と言う。
最近の私はまさにコレである。
頭の痛いことが重なって、ストレスでほんとに頭痛はするわ、胃痛は治らないわ、散々であった。
七福神の絵に没頭することで何とか切り抜けようと企て、お軸は九分通り出来上がっている。
来年の干支(牛)が先導するように、と言って抜きん出ることなく弁財天の傍にいる。
娘が帰ってきて絵を見るなり、「わーっ牛がめっちゃ可愛くなってる」とびっくりする。
イメージ図の段階では「めっちゃ変顔」だったあの牛が!
七人の神サマのパワーはすごい。
ピンポーンと届いたのは、花束。
次のピンポーンでジャガイモとキャベツ。
その次は、ハクサイとネギ。
ご近所の知人達が、おすそ分けとして持ってきてくれた。
私はクローゼットの中を一部、寝室の雑多なものを半分くらい、教室をほんの少し、片付けることができた。
さらに1年くらい書かなかったものがたりの骨組みがホイホイ頭に浮かび、ノートを取り出してスラスラと書き綴った。
いつ出来上がるかは不明だが、風太をモデルに子供向けのものがたりを作ろうとしている。
つい最近も、別のお話を10枚ぐらい書いたが、想像しながら描くものはリアルさに欠け、なかなか難しくて筆が進まない。
風太が亡くなって天国へ行ってしまった時、いつかきっとものがたりにしたいと強く思った。天国へ行った風太のその後のことを。
ノートで20ページ分ぐらいは書いたが、途中でいろいろと頭を悩ますことが勃発して、中断したままだ。
出来上がったら挿絵も描いて、本にしたいと考えてもいる。
風太クン、いつのことかわからないけど、楽しみにしててな。
弁天、恵比寿、大黒、布袋、福禄寿、寿老人と続き、悪鬼を払う神サマ毘沙門天が武器を手に仁王立ちして、殿(しんがり)を勤めている。
何とマア、心強く、福々しい図であることよ!
ささやかな幸せが、いっぱいやって来る気配を感じる。
(玉麗)