5月の墨ライブの折、Kさんがグラスワインをご馳走してくれた。お祭りなので屋台が出ている。おつまみなどもいろいろ手に入れてくれて、テントの中で賑やかに談笑した。
あの時のワイン、河内ワインの白。美味しかったナァと食事の時2回ぐらい言ったように思う。どこで売っているのかKさんに尋ねてみようとも。
教室が終わって家に帰り、ガレージに車を入れる娘を後にして部屋に入ったが、彼女はいっかな帰ってこない。ひょっとして眠くて仕方ないから、車の中で仮眠している?そんなことを考えていたら帰ってきた。
「おみやげ、ハイ」
河内ワインのフルボトル。
「エーッ どこで?」
「近所の店にあった」
ナントマァである。お酒のコーナーにワインはたくさんあったが、いつも素通りしていた。
ワインを飲むのは主に私で、娘はそれほど好んでいない。で、買うとしたら一番小さなサイズの白。辛口・甘口表示の一番辛いのを手に入れる。白ワインだが、2、3日かけてほとんど私が飲む。
その河内ワインは2番目のところに印があった。私はもう少し辛い方を好むが、これはこれで結構いける。娘にはソーダで割って飲んでもらおう。料理にも使わないと。
赤に比べて酸化の早い白は、味が変わりやすい。フルボトルを空けるにはちょっと時間がかかってしまう。酔うほど飲まない私は、せいぜいグラス1.5杯。ほんのたしなむ程度である。それでも味にはちょっとだけうるさくて、甘口は絶対口にしない。
友人で毎日ワインを飲む女性がいる。午後4時、この時間にはもう酒盛りが始まっている。ほろ酔いで入浴を済ませると、8時にはもう寝ていると言う。彼女の話を羨ましいと思ったことはないが、寝つきの良さだけは、いいナァといつも言っている。
(玉麗)