書く、描く、しかじか

いつも忙しい忙しいとパタパタしているが、このところさらに忙しくなった。
展覧会が近づいているせいもある。

で、よく「ワッびっくりした状態」になる。
何なんですかソレと言われそうだ。

説明すると、ワーッと忙しくしていて、ひと仕事終わってホッとすると。脳がヤレヤレちょっと休も、となる。
そんな時、注意が行き届いていないから、娘がいるのに気がつかない。後ろを通ったりすると、「ワッびっくりした」と言う。それも大きな声で。

いつも通り横を通っているのに大きな声を急に出されたら、娘の方もびっくりしてビクッとなる。
横で見ていたらおかしいだろう。
私自身も思わず笑ってしまう。娘は、「びっくりさせといて笑う?」となる。

親子で同じ仕事をしているから、しょっちゅう一緒にいる。
「ワッビックりした」は、頻繁とは言わないまでも、最近増えたような気がする。

それって私がボーッとしていることが多くなったせいかナァ。と、ちょっと心配でもある。

この頃、テレビに代わる「ちょっと空き時間」を楽しむ方法を思い出して、ヒマになるとペンを持っている。

文章を書くことは楽しい。もの語りを作ることは、もっと楽しい。
もっぱら娘に読んでもらって、面白いと言ってもらったら上機嫌である。

私達は創造を楽しむ世界を行き来している。
もの語りの世界の情景が目に浮かんでくると、どんどん筆が走る。
絵もイメージが湧くと同じ状態になってくれる。

どれだけの人に読んでもらえるか、何人に評価をもらえるか、全くの未知ながら、創り上げることに最大の喜びを感じられるのは、なんと幸せなことか。
自己満足、おおいに結構である。

(玉麗)

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