昨日は、平成最後の日。長居の講座の日でした。
昭和から平成に変わるときのことは、生まれてなかったのでよくわかりません。
(ウソです)
昨日、玉麗先生のブログにあった内容を食事のときに話していたのですが、何かが大きく変わるその瞬間に居合わせるというのは、滅多にあることではありません。
私が生きているあいだに、世界のあちこちでも、国の名前が変わったり、壁がなくなったり、戦争や紛争、天災、人災、ありとあらゆる大事件や大事故のニュースを見聞きしました。インパクトがあってより強烈で心が動くのは、つらい悲しい出来事の方が圧倒的に多いのも事実です。
だからこそ、元号改正のような、暴力や涙や痛みと無縁でありながら歴史的な出来事を体験できるというのは、とてもすごいことなのだ!とゆうべしみじみ思いました。
ということで、長居の報告は今日になりました。
新しい歴史の1ページ目です。
入念な準備のおかげで(自画自賛)スムーズにすすみ、カッコいいカブトが完成しました。
線描きと塗り絵だから楽勝、と皆さん思われていたかも。でも線起こしと彩色ってけっこう難しいものです。それも込みで昨日はいつもと違う雰囲気を楽しんで頂けたかな?と思います。
今思い出したのですが、長居に向かう車の中で「今日は記念日だからみんなで記念写真を撮ろう!」と思っていたのに、会場に着くとコロッと忘れてしまいました。
残念無念・・・・・
またの機会に。
昨日参加して下さった皆さん、いつも率先して片付けをして下さるOさん、Mさん、ありがとうございました!
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ここからは、カブトの制作裏話です。
今回のように、日本画風に形をきっちり描き色もしっかり塗る作品の場合は、「下図」というものを作ります。(私が)
この下図は、いわば正義のヒーローにおけるスタントマンのような存在です。スタントマンなしでは主役が輝けないように、下図なしには細かい絵はきれいに仕上がりません。(画像③)
まずさきに下図作りをするのですが、それらは通常、教室で皆さんにしてもらう作業です。しかし長居の講座では参加者が慣れていないため時間がかかってしまうので・・・
あらかじめ私がぜんぶ作りました!
「ボカシ+下図」のスペシャルバージョンです(画像②)。ですから、すぐに本番の線描きを始められます。楽でしょう?
真っ黒の画像①は、下図の裏側です。紙の裏側に表の下図の線がうっすら透けてみえますので、その線の上を濃いめのエンピツでガリガリとこすります。
これは何をしているのかというと、カーボンの代用です。下図の下にカーボンを敷いてなぞれば、線がうつせますが、その代わりにエンピツを使っているのです。もちろんカーボン紙を使ってもかまいません。
以上です!
次回は、おしゃれ姉妹「ポピー」を描きます。どうぞお楽しみに!ご参加お待ちしております。
【第87回 美しい墨彩画のお知らせ】
日時:2019年5月23日(木)午後1時〜(12:30より受付)
場所:長居植物園「花と緑と自然の情報センター1 階ラボ室」
最寄り駅:下記の図を参照ください。
参加費:1,600円(教材・材料費込)
持ち物:使い古しのタオルのみ
テーマ:「ポピー」
【お申し込み・お問合せ】
花と緑と自然の情報センター
06−6694−8788
※定員を超えると締切られます。
長居講座年間スケジュールは→「教室紹介」のページでご覧下さい。
(雪)