教室のない日が続いて、私達が何をしているかというと、先日も書いた楽しい絵を描いている。
カードのような大きさの画面に、思いついたものを描く。それをどう使うか、あるいはどのように展示するかはこれから考えるとして、とにかくひたすら描いている。
その合間に、高嶺の花となったマスクを作ってみた。
ちょっと昔はどこの家庭にもたぶんあった晒し木綿、今や希少価値があるかもしれないこの布が、わが家にあったのだ。布類を入れているケースの中をゴソゴソやっていたら、出てきた。
早速いい加減な方法で、それも手縫いで、チクチク。
先日手に入れた細い平ゴムを通したら、出来上がり。
娘につけてもらったら立体感に欠けるとの理由で、不評であった。
では、次のは別の方法でやってみよう。次作は「コレ、いいよ」であった。
最初のもギャザーをつけて糸で止めると、ホラッ。
内側には当て布用を、明日作ることにしよう。
1日を好きなように分割して使える。
今までの人生で味わったことのない贅沢とは、このことじゃないかとつくづく思っている。
今月の収入と引き替えに、とてつもなく大きなプレゼントをもらったような、ちょっと複雑ながらも、たっぷりある時間を味わっている。
(玉麗)