テレビに向かって右手から、溢れるほどの陽光が差し込む。
昼間はこれを防ぐため、ブラインドをおろしてテレビを見ることになる。
そうでないと画面に外の景色が映り込んで見辛くて仕方ない。
テレビ台(低めにカットしたタンス)の位置を変えてみた。
なんで今までこうしなかったンだろう。
きっといつもテレビの周辺には何かが置いてあったからだ。
今は何もない。
三角コーナーに置かれた黒いテレビ、台はオフホワイトのタンスなので回りの壁に違和感なく広々見える。
後ろの三角のデッドスペースには、丸めた紙類を立てて入れている箱を置いた。
その上に地球儀を載せる。
うわっ シアターみたいだ。
テレビの背後に、頭に地図の入れ墨をほどこしたウルトラマンが隠れているように見えるのが、ご愛嬌である。
近視の私はかぶりつきに陣取って、イスに足をのせ、毛布とストーブで暖を取りながらプライムビデオを観る。
良き哉。
(玉麗)