娘の買ってきた本を「読んでみる?」と言われて、空いた時間を読書に費やした。結構面白かったが、476ページはちょっと長い。
「教養とは、振る舞いです。手間暇をかけた身なりと、正しい日本語と、落ち着き、そのどれかが欠けても成り立ちません。」
この言葉が、ふうんと思えたのでメモしておいた。
少し前にドラマ化されているらしく、キャストも教えてくれた。
読んでいる途中だったので、それ以後は登場人物が限定されて、ああこのセリフを言う時は、あの顔だろうナと想像する。
それが良かったのか悪かったのかはわからないが、私が監督(配役を決める力を持っていると仮定して)なら、この役はあの人にするナァ、なんて思いながら読むのも楽しいものだった。
と言って、私は最近のドラマはちっともみていない。
いやみているが、「相棒」と「シャーロック」だけでは、今活躍している役者のことはほとんどわからない。
若い人、特に男性はあまり個性が際立っていないため、どの人も同じように見える。若い人から見て、高齢者が皆均一に思えるのと同じだ。
さて、メモした言葉であるが、この本を書いた高殿円さんの意見に同意して、生涯をかけて磨き上げるものだと認識することにしよう。
(玉麗)