大幅に訂正したいことがある。
「膝痛でヒアルロン酸注射をしてもらって、すぐ痛みが除去された。まるで10歳も若くなったみたいな気分になり、ヒアルロン酸は魔法の薬」のように書いたこと。
(「メンテナンス」6月7日のブログ)
実はそうではなかったのだ。
注射の中に痛み止めも入っていて、それが昨日までのツラさを一挙に解決し、ハイな気分が2日続いた。
私がかの薬を信じ込んでいたので、5日目ぐらいから現れた違和感に対処しかねていた。
1週間が過ぎ、朝起きる時、処置してもらう前とさほど変わらない痛みがやってきた。
それでも、「ヒアルロン酸は1週間しか効果がないのかも・・・」なんて悠長なことを考えていた。
そして2回目の注射後、痛み止めは入っていないとのことであったので、打った後ちっとも効き目がない。
2日経って会員が別の整形へ行くことを勧めてくれた。
「でも、ねエ」なんて言っていた私に、足が「もうダメ、別の所へ行って」と訴える。
次の日の朝、娘の車で送ってもらった。
整形外科はいつ頃からできた科なのだろう。
昔はいざ知らず、今や最も繁盛(言い方が悪いかナ)している所ではないだろうか。
人気の医院は、午前中だけで60人以上の患者が詰めかける。
教えてもらった整形外科も、9時半に着いたのに私の番号は34であった。
待つこと1時間。
しかしさすがに手慣れていて、受付も看護師もテキパキと動く。
先生はレントゲン技師も兼ねていて、適切に指示を出し、無駄な動きをしなくて良いような診察室の配置の中をスタスタと足早に移動する。
出来上がった写真を見て、
「軟骨はきれいですねェ。半月板は少しスリ減っているかナ。レントゲンでは詳細はわからないのでMRIをとりましょう」
後編へつづく―
(玉麗)