2023年「花見」

今日は教室にマチルダさんがやって来る日。
彼女は、日本の文化・伝統工芸などを取得する外国人のための特別ビザで、6カ月間日本に滞在出来る。

貴重な時間の都合をつけて、水墨画を習いたい、と玉麗会に通ってくれている。

母国フランスでは、薬剤師の資格を持ちフリーで仕事をしているとのこと。

素直に学んでくれるので、覚えが早いだけではない。
やはりとても知性のある女性であった。

日本語もどんどん覚えてすぐ使ってくれる。
ユーモアもある。

彼女が参加してくれる日は教室が明るい。

 

今日はボカシをしていて、
「メチャ ムズカシイ!」
と言った。

大爆笑である。

 

桜を見る文化を体験して欲しいと、みんなで花見に行った。

途中コンビニへ寄り、おにぎりやサンドウィッチなどを買う人、手作りのものを持参した人、各々が川の畔で腰かけたり座ったりして、ランチタイム。

桜は、私達が行くのを待ってくれた。
ひょっとしてこの日は、もう散っているかと心配していたのに。

時折、ハラハラと風に乗って花ビラが舞い落ちる川縁で、私達は記念写真に収まった。

そこから歩いて少しのところにカフェがある。
総勢9人は、ゆっくりと周辺の桜を楽しみながら歩いた。

 

帰路、川の中でヌッちゃん発見。
橋の下まで行ったら、ヌッちゃんの子供が2匹寄ってきた。

今日は食パン持ってきてるよ、と話しかけると、ヌッちゃんは手を出すが、子供のヌートリアは鼻をヒクヒクさせて口を開けた。

口元に食パンを近づけるとモグモグ、手に持って食べ始めた。
みんな大喜び、その辺を歩いていた人もカメラやケータイを向ける。

マチルダさんに食パンを渡した。
カワイイ!と言いながらはしゃいでいる。

ヌッちゃん2世ありがとう。
日仏友好の一助になっているよ。

難しいことは抜きにして、みんなで楽しく過ごすことができてよかった。

2日後にまたシンドイって言うだろうけど、マア仕方ないね。

(玉麗)

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