玉麗会27周年展が近づき、つぎつぎと関連の記事をアップしています。
だんだん、気になってきますよね?行くつもりじゃなかったけれど、ちょっと行ってみようかな、と思っていただければ。
ただ、次に書くことは展示会に対してだけでなく、私がいつも真面目に思っていることです。
それは、「このイベントは2度と無い」ということです。
もちろん、玉麗会展は2年に1度のペースで開催されますので、また次回はあります。
大事なのは、「このイベント」つまり、今回の展示会は1回きり。2017年12月16日から18日までの3日間でしか体験できない、ということです。
それはどういうことか。
一期一会という言葉があるように、展示会での作品との出逢いも、その1回きりであることがほとんどです。会員さんの出品作品をはじめ、玉麗先生や私の作品も展示されますが、毎回同じ作品を展示するわけではありません。
絵の展示会に限らず、すべてのイベントやエンターテインメント(演劇、コンサート、ライブなど)は、生ものだと思っています。
アクシデントがあったりサプライズがあったり、会場にいる全員が同じ時間、空間、非日常の体験を共有できる。こんな素敵なことがあるでしょうか。
行った人から「ものすごく良かった!」と聞いて「行けばよかった・・」と後悔するほど悔しいことはありません。
私も時々作品展のあとに、行かなかった人から軽く「またみせて下さい」と言われることがありますが、どうしようもないので笑ってごまかします。
ちなみに、玉麗先生は、阪神百貨店での個展を最後に、「大きな個展はもうしない」と宣言までしています。
ですから、この先玉麗先生の作品を直接観られる機会は、こういった作品展を逃せばほとんどないと言えます。(気が変わる可能性もあるかも、ですが私にはわかりません)
その時の感動や出逢いによって、人生が大きく変わることがあるのです。
実際に、個展や作品展で「私も描きたい」と入会される方も多く、そういう人は長く続けられる傾向があるようです。
ちょっと大袈裟な表現だったかもしれませんが、多くの作品を気軽に鑑賞できますので、ぜひ遊びに来てください。気取ったギャラリーと違い、市の文化センターのロビースペースですので、緊張もしません。無料ですし、ゆっくり楽しんでいただけると思います。
(雪)