1カ月も休みになってどうしようか、と最初は思った。
けれどほとんど毎日絵を描いて暮らしていると、退屈する事もなく日々が過ぎてもう月末が近い。
4月からは教室を始めるつもりでいるが、コロナウィルスはしぶとく増殖を続け、まだ先の見通しがついていない。困ったことだ。
よほど運が悪ければ、保菌者との接触もあるかもしれない。
しかし、換気の良くないところでない限り、感染する確率は低いとの新聞の情報を読んだ。
としてもやはり、街中へ出て行くのはいささかの勇気が要る。
今まで過ごしてきた日常が、いかに自由で好き勝手に行動していたか、こうなって初めて知った。
髪が伸びてきたからカットに行きたい。いつものところは遠いので、近所でと思って出かけると、そこはすでに無く、家・土地を売って転居した様子。
うなじにかかる髪を鬱陶しく思いながらも、1日、2日と日が経っていく。私の性格からして、このようなことは今までなかったことだ。顔に塗るクリームも底をついてきた。これもまた、街中まで出かけねば手に入らない。
不要不急の外出を控えるようにとのお達しであるが、日用品購入のためなら仕方ない。仕方ないけれど、できれば外出はしたくない。
オリンピックがすったもんだの挙句、来夏に延期となった。これでこの件に関しての案件は、多くが棚上げになるだろう。
これからは、ウィルスに関するあらゆる終息方法に力を注いで頂きたい。
1日も早く外出が楽しいことになる日が、やって来ることを!
(玉麗)