毎回いちばんに教室に出席し、鍵を開け、新入生がわからないことがあれば丁寧に教えて下さる。
毎日のブログを欠かさず読み、心に残った内容の話題で、教室を盛り上げて頂いている。
教室になくてはならない存在のMさん。
でもどうやら蛙が苦手のようで、娘がケータイで皆さんに動画をお見せしていると、“蛙はアカン” とおっしゃった。
うわ、困ったナァ。私のブログには時々わが家の3匹が登場する。
Mさん、今日はこの子達の中で最も知能が高いと思われるジャンゴの話です。イヤやなあと思わないで、目をつぶって下さいネ。(目をつぶったら読めないか)
蛙にエサを与えるのは2〜3日に1度。夜行性らしいので、私達の夕食後にエサやりをする。この日は、ボイルしたとりのむね肉とトマトをみじん切りにして小さく団子状にしたものを与えた。
風太の命日だったので、遺影に話しかけながら、過去に撮った蛙の動画をビデオカメラで見ていた。カエルハウスを掃除した後マルコとスリムは戻していたが、ジャンゴだけ食事用のケースの中にいた。
その時、動画の中の私が笑う声に反応して、ジャンゴが身を乗り出してきた。その様子がなんとも愉快で、ビデオカメラの画面をジャンゴに向けてみた。
テレビを見る犬や猫はいるが、こんなシーンは見たことがない。
伸び上がって見ていたジャンゴは、そのうちケースの縁によじ登った。今にもツンのめりそうな不安定な恰好で、じいっと画面を見つめる。
時折首をかしげたり、前足を動かしたりもする。そうこうしているうちに、ふいに“ペチッ”
「今の撮った?!」「バッチリ」
娘は「動画を見る蛙が、画面に向かってカメレオンのように舌を動かした一瞬」を、ケータイでキャッチした。
ジャンゴが捕獲したつもりの獲物は、1年前の小さかったジャンゴ。彼(たぶんオス)は過去の自分を飲み込んだ?
実にシュールな動画が出来上がった。
(玉麗)