誰のせい?

今期(令和元年度)の特別教室・研究会が終了した。

昨年の春から1年かけて出品用の作品づくりに心傾けてきたので、肩の荷が下りた感がひとしおである。

これからは私達の作品制作に専念、と言いたいところだが、なかなかそうはいかない。

大きな展覧会を開催しようと企画したら、出品作品づくりだけに心を砕いていれば良いという訳ではない。
表の華やかな舞台には、それを支える裏方が要る。

わが玉麗会では、その裏方の部分を私達が全てやってきた。
年取ったからシンドイといって、今さら経験のない皆さんに手伝って頂く訳にもいかず、何とか頑張っている。

娘の仕事は事務方が大半で、私が何かアイデアを出すたびに、彼女の仕事は増えていく。
パソコンが使えない私はもっぱら仕事を作る人となってしまう。
私ができることは引き受けて、娘に任せる部分は丸投げして。

「協力するの言葉がピッタリの毎日を送っている。
と書けば、親子で1ツの目標に向かって頑張っている図になるが、現実はその通りではない。
何しろこの頃は、家の中に小人さんがウロチョロしているのだ。

「ここへ置いてたのにーーーィ」
これはもっぱら私の周りにしか出没しないことの表れで・・・時々自分に腹を立てている私を見て、娘が言う。

「風太くんが来て、どっか持って行ったんやろ。そのうちその辺にポイって置いてあるよ」

なるほど。小人より風太の方が良いかもしれない。

そういえば今朝、Sさんが先日持ってきた試作品を失くしたって騒いでたけど、出てきたナァ。

「ボクは知らんよ」
と、写真の風太がすました顔でこっちを見ている。

(玉麗)

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