町の自動車修理店。
地域に根付いた店を利用すると、いろいろ教えてくれたり、とても親切だったりでよかったナアと思えることがいっぱいある。
先日、新しい車に乗って、古い車の付属品をつけられないかどうか相談に行った。
その件は結局ダメだったが、他のことで盛り上がったらしい。
現店主はタローさん。
話好きで、美味しいもの大好きの若社長。
お母さんが徳島出身で、タローさんは学生時代2年間ほど、かの地に住んだことがあるらしい。
ちょっと前までは時々徳島へ出掛けて行って、運転免許取得の折はおじいちゃんの家でお世話になった、故郷だと思っている娘。
話が盛り上がらないはずはない。
郷土愛がそうさせる。
その日、私とUさんも子供の頃の思い出話が弾んでいた。
Uさんとは幼馴染、中学まで一緒であった。
中学2、3年と同じクラスでもあった。
今なら絶対やらせてくれないよね、と言い合った1ツ1ツが蘇る。
理研クラブというのがあって、火山の実験、星空の観察、山奥の学校に泊まった川遊び・・・。
おおらかでのどかな先生達が、一緒になって遊んでくれた数々の思い出話を喋り合っていると、若返ってゆく自分を感じることができた。
思い出は多い方が良い。
特に子供の頃のことは、いくつになっても話だすとすぐにその世界へ帰ることができる。
一緒に喋ってくれる友がいてこそのことである。
(玉麗)