子供の頃、どんな大人になるかなんて想像できない。
周囲はもちろん本人にも。
統計的にとかその他、私には思いもつかない方法で「大体こんな感じ」ぐらいは、予想がつくのかもしれない。
でもそれは、その子の人生がどんな人々と関わっていくかによって、大きく左右されることで、つまり学生の頃、こんな感じの人だったとの記憶は全く当てにならない。
クラスメートのS君のことを、プライムビデオを見ていてフッと思い出した。
彼のケータイ暗号は知っている。
その程度のお付き合いだが、思い切ってかけてみた。
私の話を聞いてくれる余裕はあるか確認したら、かけ放題パックに入っているから電話おいて、こちらからかけるとのこと。
最初の対処が気が利いていた。
動画を配信していること、登録して欲しいお願い、さらに拡散可能かどうか等等、こちらから一方的にしばらく喋って、彼が呟いた。
「18歳に戻ったみたいや」
動画は見るけど登録したのは初めて、あまり知り合いいないけど、できる限り伝えておく。
今、3分動画見てるけどスゴイなあ、手だけじゃなくて顔も出てきて欲しかった。
残念ながら、当時は私ではなく私の友人に心奪われていた?そうな。
大人になってから、友人・知人集まる機会の時、別の女友達が言った。
「あのハンサムさんも呼んで」
また別の女友達は
「S君はホントいい人、手伝って欲しいって電話したらすぐきてくれる」
いいよねェ、そんな昔のクラスメイト、私も忙しい時S君ヘルプ!って言いたいけど、徳島からじゃ遠すぎる。
(玉麗)