近くだけれど、けっこう遠い?

久しぶりで帝国ホテルへ行ってきた。2年ほど前までちょくちょく足を運んでいたが、昨年あたりからめっきり遠のいた。

近いとはいえ帝国ホテルへ行くとなれば、おのずと高揚する。何を着て行こうか。今日はとても蒸し暑い。汗びっしょりを覚悟しなければならない。

食事でもなくお茶でもなく、私も10年前(もうそんなになるんだ)利用したことのある場所。外側の螺旋階段のあるところ、尾山ギャラリーである。娘も数年間お世話になったH先生の個展初日。

多分私がこの場所に一番近い。やはり一番乗りであった。素晴らしい作品の数々を拝見して、先生ともお話ができた。もうちょっと話したかったが、来客があり中断した。

横で聞くともなく耳にすると、どうやら先生のかつてのお弟子さんで、一の宮ばかり描くことで有名な人であった。おん年87歳、3回も開腹手術を受けたというのに顔ツヤもよく、なかなかのダンディでおしゃべり好き。私もいつの間にか加わって聞き手が増えたことで、さらにしゃべりのテンションが上がる。

小1時間ほど居ただろうか。ギャラリーのオーナーとも言葉を交わした後、そろそろ帰りますと告げて、輪を抜けた。

帰路は川風が吹いて、行きより少しマシであったが、やはりまだ夏である。暑いですワ。

帝国ホテルってもう「近くです」と言えなくなった。遠い・近いの概念は、体力とともに変化することを始めて知った2019年の夏の終わり。

(玉麗)

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