娘が秋の終わりごろ買ってきたブロッコリーが、収穫期を迎えている。
先日、径8センチほどになったのを採って茹でたら、ほんのり甘く美味であった。
ブロッコリーは7本あったが、友人に1本、息子の家に2本持って行って、今4本になっている。
すべての中心に、ツブツブをいっぱいつけた花序がしっかり形成されている。
(※花序(かじょ)・・・枝の上での花の並び方のこと)
先日採った茎にも、次の小さいのが元気よく天に向かって伸びている。
見るからに力強く、栄養価が高そうであるが、市場に出回っているものは今、手が出せないほど高い。
寒いので成長が遅れているらしいが、このところ青物すべてが高値である。
そんな時の、わが家のブロッコリー。
なんてタイミング良く育ったことか。苗を買ってきた娘はエライ。
褒めると、カエルのおかげだと言う。
ブロッコリーの苗についていた青虫を手に入れるためであったとか。
かの青虫はとっくの昔に、カエルにエサとして与えている。
先日葉っぱに虫喰いの跡を見つけ、よく観察しると、いた。
2匹だけだが、この寒さの中でも卵を産みつけた親虫がいたようだ。
かくして、ブロッコリーはわが家の“いろいろ救済役”をつとめている。
(玉麗)