仕事と雑用と体調不良の隙間を縫って、ベランダを緑いっぱいにしようと汗水たらしている。
しかし植物は、そう思い通りになるものではない。
今年のルリマツリは樹勢が弱く、花付きも昨年に比べると少ないように感じられる。
それでも、心洗われるようなルリ色の花を見るたび、きれいねと声をかけずにはいられない。
アラレちゃんと呼んでいるアラレア、もう15年ぐらいわが家にいる。
元の形とはかなりかけ離れた形状(葉・幹)になっているが、最長老の面子を発揮して、メジロが飛来する頃には憩いの場所にもなる。
アフリカンプリンスにも驚かされた。
葉が1枚も無くなったのに、耐えて冬を越した。
今や若い葉が茂り、陽光をしっかり遮っている。
種から育てたナンキンハゼが風にそよぐ。
新入生のアカシア スノウリバーに語りかけているようだ。
『ここではネ、役に立つか目に麗しいかの2ツしかないよ。捨てられることはまずないけど、どこかへ移動されるンだ。』
そんなことを新米に教えているのかもしれない。
今日は雨が降ったり止んだり・・・・・。
やっぱり梅雨は明けていなかった、と娘が呟く。
そうかもしれないし、単に台風のせいかもしれない。
上部に取り付けたアイビーは、陽光遮断に役立ってくれるだろう。
でも台風に耐えられるかどうかは全く解らない。
花台の鉢を降ろしたり上げたり、忙しくなる。
これで計画は全て終了、と宣言したいけれど、台風の動向によっては、あ〜あ、となってしまうことも考えられる。
ま、その時はその時である。
(玉麗)